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周囲の変化

 客を相手にする商売と言うのは何時も笑顔で・・沢木の言う口癖であるが、天性の明るさを持った二人にとって道の駅の環境はよりその個性を際立たせる。

 休憩のコーヒーを飲み、とりは、市場周辺の片付けを始める。この時間体は客足も遠のく頃、そこへやって来たのが、ビール腹を突き出した村会議長だった。余り歓迎されるべき人物では無い。自分の所有する山林を提供したいと、散々沢木に土地の広さと、利便さをアピールし、虎視眈々と、自分がこれから始めようかと言う民宿の計画を持ち出すのである。

 この日沢木は不在・・と言うより、沢木が春レース以降より、道の駅に顔を出すのは週に2回程度で、又忙しく日本各地へ飛び回っているようだ。沢木が2年の期間だけ競翔の世界に復帰すると言うのは、壮大な彼の計画の中では、ほんの休息に過ぎなかった事になる。

 岩井と言う議長は沢木不在と聞くと、殆ど会話もせずに帰って行った。

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