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周囲の変化

 とりが、由香里から打ち明けられていた事が、とうとう現実になったなと少し離れた所で感じていた。

 この沢木が競翔界に戻って、あらゆる改革を行ない、競翔連合会の合併、理事長選、準会員制度導入、人材育成、連合会誌発行・・誰もがそれまで日頃やっている事を守ろうとする保守的な思考を、一変させた。常に様々な視点を持ち、どう自分達の未来を見据えて行くのか驚異の行動力とその知識、人脈の中でやり遂げて来たのか・・

 とりは、深くその生き方、思考に啓蒙されていた。ヤマチューも同じだ。急速に彼も才能を開花し始めている。

 西条が、沢木が帰った後松本に言う。


「松もっさん、じゅん、ようやってくれたわな。これ以上あいつには世話掛けられん」

「知っとったんかい。西条君」


 こくりと西条は頷き、


「あいつは、この世界に長い事留まる男と違うきん・・こないだ一緒に飲んだ時、そう思うた。誰っちゃ真似出来ん事を、あいつは平然とやってのけた。ここまで東予連合会を短期間に四国一番の連合会に変えたんはあいつじゃ。閃竜号は、由香里ちゃんの元に戻ったらしいし、香月初霜号系もこのレース最後で、芳川鳩舎に戻すんと違うな?」

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