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周囲の変化

 沢木が少し厳しい顔になったので、花山がしょげている。

 それは、沢木が基本と位置付ける沢木リフォーム㈱の姿勢であった。

 花山はしょげはしたが、沢木の常に言う言葉をぐっと噛み締めた。

 川本が、沢木を車の横に乗せて何度も頭を下げている。


「川本君にミスは無い。きんどの、施主さんには、現在の塗装の色と、吹き付け直後の塗装のサンプルを示した方が良かった。滅多にクレームが来るような部分で無いにしろ、今後はそう言う事も頭に入れとけ・・の?」

「はい!今後はそうします」


 沢木はもう何も言わずに頷いたのみ。

 施主に会うと、沢木はすぐ、安藤と言うその中年男性に、


「安藤さん、想像されとった外塗装はこなな色ですかいね?」


 沢木はその短い時間に、外壁の塗装見本を持参していた。若草色に少しシルバーが掛かったような綺麗な色だった。確かに同じ品番のペンキとはいえ、吹き付け直後の現塗装は、緑が少し濃いように見えた。

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