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周囲の変化

 とりが、


「まあ・・そりゃ、そうじゃわのう・・うん」 

「あの子(輝竜号)、強い子やきんど、凄い不安一杯になっとる・・今」


 由香里の不思議な感性は、最近良くとりも感じるが、答えようが無い。そこで、


「それは、どの鳩じゃって同じで無いんかいの。動物は、本能で敏感に異変を感じるちゅうやろが?わし等人間は、頭でっかちになって自分の感性ちゅうんをどっか置いて来とんよな。そやきんど、飼い主が不安になったら、それは鳩にも伝播するんと違うか?由香里ちゃん」


 由香里が、こくんと頷いた。誰だって大事な鳩を失いたくは無い。だから不安を抱えている。しかし、自分がやって来た事は、足らない事ばかりかも知れないが、自信も必要では無いか、そこが女性と男性の感性の違いなのかも知れないと、とりは思った。

 沢木が出先から戻って来る。猿の件ではどうにか役場が動き、近隣の生息数を調査し、出没した場所のデータを集めている最中。今の所そんなに大きな群れでは無い模様だった。

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