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周囲の変化
「兄やん、分かった。わしは、人様のやり方どうのこうの言う事は無い。ほやきんど、その方法こそが、1300キロ狙う西条流なんかも知れんね、その鳩舎、鳩舎で飼育する血統、鳩舎環境・・皆違うんよ。訓練方法一つとっても、その飼育する主流血統によって様々よ。又、自分が目標とするやり方や、気に要る主流言うんも皆が違う。個々の鳩も違う訳じゃきん、人様のやり方をどうこう言えるもんは居らんのよ。きんど、それでも聞いた限りに置いては、わしは、兄やん流が、今の主流に合うたと見る。1000キロ参加鳩、見させて貰うた。確かに精悍で、野性味を感じる鳩に仕上っとる。その先の距離は未知数じゃきんどな」
西条と沢木は、この夜かなり飲み、そして別れた。
そんな痛飲も、翌朝には沢木は精力的な顔で、グループ内の会社にまず顔を出していた。
丹生川の駅前再開発事業も、急ピッチで進み、街並みががらっと変わった。そこへ登場したのが、今治市のタオル記念館建立の事業だった。青木産業が、入札。落札し、請け負う事となり、沢木の所に企画依頼が回って来ていた。




