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周囲の変化

「ヒデ君、秀波号、最高の仕上りじゃのう。羽色の艶がええ」

「有難う御座います。ほなん言うてくれたら、わしも期待が出来そうですわ」


 花山との交際が順調のようなのは、知っている沢木。結果的に由香里との関係は、これで良かったと沢木は思った。それだけヒデ君も、由香里も精神的に成長したと言う事だろう。花山もそうだ。一時的にヤマチューに心を惹かれても、一方的な視線は、花山にも入っていけないものを感じた事だろう。ヤマチューの視線は、由香里にしか向けられて居なかった。その由香里は到底今異性に対して心を向ける余裕等無い筈。男女の恋愛とは実に不可思議且つ、どこまでも深淵なものであろうか・・。

 この日は由香里が輝竜号と、他2羽を参加させていた。

 由香里の周囲には若手が取り巻くが、秋山、村本も熱心に輝竜号を。この鳩がやはり超抜な競翔鳩だと言う認識が彼等にはある。


「ええのう・・松竜号は、来年じゃろきんど、この鳩はオーラが出とるわ・・流石に夜風系血筋の1羽じゃあ」


 村本も黙って触診している。

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