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周囲の変化

 自動車電話からどこかへ電話するその顔は、非常に立腹したものであった。

 そして、1000キロレースの持寄り日を迎える。放鳩開始予定日の3日前の事である。地方はそれだけ遠距離になればなるほど鳩の負担が大きくなるのである。将来、航空便等、経費も掛かるかも知れないが、又、有る意味、放鳩の為の鳩舎が現地に出来るとか、色んなアイデアはあって良い、洋司は思った。沢木も顔をこの日は見せていた。


「おう、久し振りじゃの」


 西条が少しからかい気味に沢木に言うと、


「はは、何かと色々あるんでな。ほれより兄やん、えらい鳩の仕上りええなあ」

「稚内止めてから、距離の振り分け大分楽になった。1000キロ戻って来る鳩は、羽幌も1400キロも行ける言う事じゃきんの、訓練法も違うちゅうんが、最近になって分かったんよ」

「ほう・・ご高説、後で聞くわ。先に今日は結構参加羽数ある見たいなきん、皆の鳩も見てこーわい」

「おう・・」


 ヒデ君の所に来た沢木。

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