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周囲の変化
「由香里・・あんたの詩・・なかなか深い意味があったきんど、競翔する言うんと、愛玩する言うんは違うんで無いんな?つまり・・親父が言いたい事は・・そう言う事じゃと思うんよな」
「・・・うちも、もうちょびっと考えて見る。ご免な、未優姉ちゃん」
未優は首を振る。
「ううん・・由香里は、多分一番競翔家に持って無かったらいかん、大事なもんを持っとるんじゃと思う。ほんで、親父は、究極の所で鬼になれん人なんよ。徹する事を躊躇する人なんよな・・」
「未優姉ちゃん・・・」
未優の言う事は、何となく理解出来た。沢木が何故ここまで固執したかは、やはりその彼自身の存念の中にあるのだろうが、奥深い部分で、感じるのは閃竜号の魂の叫びであった。
そして、600キロチャリティー杯には、沢木は5羽の初霜号系全てを参加させた。




