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周囲の変化

 つまり、ヤマチューは、そのとっつきにくそうな未優の鉄壁の牙城を崩そうとしたのである。未優がヤマチューに興味を抱いている事は、間違い無さそうであるが・・


「あは・・やっとそう呼ばれた」


 未優がにこっとした。ヤマチューがドキッとする。こんな顔もするんだと言う驚きと、自分と変わらぬ年代特有の薫りを感じたからであった。


「笑う顔・・ええで。未優ちゃん。笑わんのか思うとったきん」

「きゃはは・・そなん事無いきん・・ほんでも、良う笑うようになったん言われるんは、最近よ。ヤマチュー君も、笑った顔可愛いね」


 ぷっと・・ヒデ君と、ター君が隣のテーブルで吹き出した。

 4人が結局同じテーブルに座り、そんなに年も離れて無いので、話題が弾む。未優が最高学府を出た才媛である事は皆が知っている。それ故に、とっつきにくい雰囲気があったのは事実だが、未優は1年での司法修習生の生活の中で、人と応対する事を学んでいた。人の本音を引き出すには、会話が重要。そして、何気無い会話の中でも、その場に応じた話題が必要だと言う事を・・

 ははは・・会話が弾んだ。

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