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周囲の変化
そして、正社員として初出勤の由香里が自分で車を運転して来たのを見て、未優が道の駅から飛び出した。
その辺りの反応は、実年齢であろう・・沢木が見守る中、上機嫌で二人が手を繋いで道の駅に入って来る。
「お早う御座います!」
元気の良い由香里の声に、沢木も、「お早う!」と大きな声で返す。
あらかた未優に説明をすると、すぐ彼女は置いてある民芸品や、その他をチェック。既に頭の中にはどこに何が、何個置いてあるのか確認出来ているのである。流石に凄いなと由香里は思った。
そして、
「由香里・・ちょっとこっちの配置変えて見よか?」
あくまでも今日は手伝いの手であった未優だが、その提案は的を射ているように思えた。由香里に問うたのは、彼女なりの気遣いであった。未優そう言う事も出来るようになったか・・沢木は少し眼を細めた。
一通り並べ終わった後、市場に買い物をする客が並び出した。
朝市は、人気が高く、又価格設定も良心的であり、とりの元気な声がより一層買い物をする客の財布を緩めて行く。未優が手伝った。




