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周囲の変化
次の日、宿泊したとりが一端環と自宅に戻ると帰り、沢木の運転で、未優が道の駅に向かう。
「わあ・・凄い変わったな、親父」
道の駅の鍵を開けて、中に入るとその並んだ民芸品の品物の豊富さに、未優が驚いた。
一通り案内すると、田村が一番に姿を見せる。見慣れない未優を新しい従業員と思ったのか、自己紹介を始める彼に、未優が少しおかしくなり笑うと、
「あれ・・新しい従業員の方で無い・・失礼しましたあ!」
その態度に、笑いを堪え切れない未優。やっと沢木の次女だと分かると、何遍も田村は頭を下げた。そして、市場に各農家から昨夜預かって来た野菜を並べると、又軽トラで走って行った。
「気持ちの良い青年」
未優が言うと、沢木が今度は笑う。
「未優、お前は、おばはんかい、はは・・田村君とお前は年も変わらんちゅうのに・・ふぅ・・お前に合うた男性ちゅうんは、難しいのう」
沢木が嘆息。ヤマチューを子供扱いして見たり、今の好青年の田村をやはり子供扱いして見たり、未優の精神年齢は一体どんな高さなのだろう・・沢木が嘆息したのである。




