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周囲の変化

 午後12時丁度、輝竜号が高空から、矢のように落ちてくる。きらきら輝く、胸輪は、閃竜号とは又違う煌きを放ち、大柄な体が陽光に照らされ、威風堂々としたオーラを持っている。


「むう・・凄いわ・・」


 由香里も、同じく洋司と一緒に輝竜号を優しく撫でた後、そっと止まり台に。余裕すら感じられるその姿は、気品すら感じられる。

 この日の輝竜号は、文句無しの優勝だった。そして全国杯の分速に届くかと言うようなタイムであった。沢木の初霜号系は、初めて着外になる。上位が、旭、村本、秋山、松本、西条で占められたこのレースは、既にスピードバード時代の到来を予見させるものであった。大きく、競翔界は二極化に向けて進んで行く。


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