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周囲の変化
「ちょっと注射しとった方がええかも知れんな、おいやん。野良は色んな病気持っとるきん」
「あ・・おう・・そうするわ」
松本もすぐ気付き、頷いた。
「ほんで・・今も1羽タラップくぐったきんど、お前んとこは何時じゃ?」
「うん・・閃が、1時ちょっと前じゃったな。分速1000メートル切った位じゃ、異常に疲れとったきん、おいやんとこの様子も見に来たんよ」
「ほうか・・それは、わしんとこの5羽もそうじゃあ。こりゃあ・・何年前になるかいの。その時と状況が似とるんよ」
「・・わしのデータでは、11年前の4月18日のレースの事かいなと思うとるんじゃきんど?違うな?」
「おう・・そうかも知れん・・小雨で微風。こないだの300キロとは又違うんじゃきんど、これは低気圧の影響よの。鳩は低空でジグザグに飛んで戻んて来たんかいなと思うとる」




