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周囲の変化
「どななんぞ・・体調」
少し低い声で松本が言う。彼らしい思いやりの言葉だった。
「香月博士から貰うた苦い薬飲んで、かなりええようになった。一生飲みたいと思わんような苦い薬じゃったわ。それを3度飲んだ・・ははは」
「良薬口に苦しと昔っから言うとる。ははは」
松本も笑う。
その時、今日の本題に入ろうとする二人の間に子猫が・・
「おう、よしよし・・」
松本が抱き上げる。
「飼いよんかいね、おいやん」
「いや・・納戸で子産んで、親が育児放棄しとって、がりがりだったんよ。3匹居って、こいつだけどうにか助かった」
「ほうかいな・・へえ・・ペルシャとシャム猫・・三毛の雑種じゃのう・・どれどれ・・」
沢木も抱き上げる。




