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周囲の変化

「ええ・・」


 こんな会話が成されているとは、知らず。沢木の体調は、もう二度と飲みたく無いと言う程苦い薬を飲んでから、摂生もあり、回復に向っていた。

 道の駅では、由香里が非常に明るくはきはきしているのが評判となり、市場の開かれる火、木、土以外に姿が見えない時は、逆に質問される様子に、沢木は苦笑いしながら応対している。

 そして、由香里のドキュメントを撮影する条件に、KS食研㈱へのコマーシャルの企画案を出した沢木に連絡が入り、この日は、新居浜市のホテル内の一室で甲斐田・清家と言う企画会社の社長と対談していた。


「沢木、企画案読ませて貰うた。そやきんど、何でこの娘の素性を隠し、名前を伏せるんか、先にそれを聞かせてくれ」

「まあ、説明はするきんど・・甲斐田さんこそ、この企画に乗ってくれるんかどうかじゃきんど、進むちゅう事でえんかいね?それによっては、引き下げるきん」

「はは・・何やら、わし脅迫されとんのか?」


 甲斐田が笑う。

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