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周囲の変化
「さあ、ほな、いの(帰るの意)」
とり達が帰りかけた時、洋司が西条に呼ばれた。
この日の夜は満月で、満天の星であった。
「済まんな、洋司君」
「いえいえ・・店は、最近は8時で閉めとりますきんね」
西条は沢木からも兄やんと慕われ、洋司も良く相談に乗って貰う間柄だ。面倒見の良い人柄だから、副会長として連合会でも重鎮としてやって来ている。今春は入賞こそ無いが、安定したハンセン系使翔者である。
「あのな、洋司君。じゅん、最近調子悪いんか?姿見えんきんど」
「ええ・・ちょびっと肝機能が悪いそうで、最近は現場の方には余り出とらんようです。超忙しい人じゃきんね、わし等も心配しとったんですわ」
うんうんと頷きながら、西条が、




