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周囲の変化

「未だ、何も話の筋がよお見えんのじゃきんど、わしの店にただ置くだけちゅう、この水晶販売では、貢献しとる、協力しとる気にはなれんのじゃ。こなな状態で、税金じゃの、どうとかの話されてもピンと来んわいの」

「いや・・来ますよ。何で白城に置かせて貰うとるかが重要なんですわ。洋司さん、沢木さんを信じてここは黙って収めてくださいや。その多少の金言われるんだったら、一端通帳でも作ってプールしとって下さいや。とにかく、今は・・」


 とりの言葉に、ほな・・そうしとくわ。洋司は全額と言っても2、3万円の事、そう言う事なら鉱物館建立に貯めていって、寄贈させて貰おうと考えたのだった。この沢木の提案・・それは、もっと先になると全容が見えて来る。洋司がそう答えるであろう事も、そうするであろう事も承知で、沢木はとりに伝言を託したのであった。

 確かに喫茶店で販売する水晶等たかが知れているし、全国のみやげもの店では、ブラジル産、外国産の立派な鉱物がどこでも売られている。沢木程の男が、採石場まで購入し、果たして、そんなありふれた発想をするであろうか・・勿論、いっぱいアイデアと戦略が詰まったものだと言う事は、この後明らかになって行くのだった。更に、人が次第に沢木の元へ集まりつつあった。

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