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周囲の変化

「いや・・はは。とんでもないです。わしは、何ちゅうか、一回味わったもんちゅうんは、全部頭の中に入っとんです。ほんで、季節の変わる春用、冬用に、自分の舌の中で色々ブレンドを変化させとります」


 ほう・・と言う顔で、霧島。そして・・


「実は沢木さん、ある論文の中で興味深いものを発見しましてね、沢木さんが発見された玄武岩の所在地を、実は伺おうと今日は参りました」

「・・ わしは、失礼ですが霧島さん、T大学であろうと、又国立博物館であろうと地元の産地ちゅうのは、研究の為の名ばかりで、あっと言う間に電動ドリルで穴ぼこだらけ。つまり研究の為ならどんな事も許されると言う風潮が、我慢ならんのです。私も某大学との付き合いもありましたが、今は一切関係を絶っとります。霧島さん・・そう言えばT大学の地球物理学の教授をされとりますね・ご高名は存じあげております」

「実は、恐らくS工大においても、この分野は、余り興味が無いかも知れません。人づてに聞いた話ですが、沢木さんは、鉱物博物館を建立されるとか?」

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