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周囲の変化
その言葉に、にこっとした沢木は、
「ある・・よおちゃん、わしの体心配して見に来てくれた見たいなきんど、心配無いきんの、先に言うとくわ。有難うな、よおちゃん」
「あ・・いや」
正直者の洋司の心など、全部お見通しだよ・・沢木はにこっと笑う。そして・・
「実はの、わしが鉱物趣味もやっとるんは知っとるわの?」
「あ・・はい」
「この土地に、沢木博物館を建てる。一つは藍川牧場で古民具や、歴史ものの展示。もう一つは、この道の駅での鉱物展示じゃ。色んな鉱物博物館も行くきんど、どこも閑古鳥が鳴いとる。それは、余りにもお役所的で、立派な鉱物を並べたらそれでええちゅう、ありきたりの発想じゃ。鉱物ちゅうのは、自然が生んだ宝物じゃ」




