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夢に向かい
「わしは、閃竜号の事だけしか考えとらんかったようですね。なら、初霜号系を中心とした本コース、そしてもう一方の正規コース。且つ、閃竜号が分かれた岐路コースになるかも知れんですね。と、なると、やっぱり、わしは閃竜号を真に理解出来とらんかった言う事になる。体調の事もあったきんど、もうちょびっと早う事務所に行っとくべきじゃったですね」
「それは・・しょうが無い事ですよ。そして、沢木さんの狙いは今期1200キロレースにあると思いますし・・」
「はは・・誰にも言うとらんかったんじゃきんど、この300キロレースの結果を悔いとるわしから想像されましたかいね?」
「はい・・」
かなり遅くなって、とりから一報が入った。
優勝は輝竜号だった。打刻タイムが午前11時57分・・ 圧倒的なもので、次いで閃竜号の12時・・だが、距離差もある上、正確な帰舎が分からない状況、1、2位の同腹鳩が、同時に戻ったのだと殆どの者が分析したが、沢木はそうは思って居なかった、香月もそう言う分析はしていない。




