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夢に向かい
沢木は、
「さっき、環にも怒られた。わしは、環には無理すな、頑張り過ぎるな言うきんど、自分の事はどっかに置いとった・・ははゞ」
この時、黙っていたとりが、
「沢木さん、差し出がましいようじゃきんど・・市場は田村君とわしに任せて貰えんですか?ほんで、道の駅には、由香里ちゃんもこうやって来てくれるようになって、もう中の売り場は任せられるようになって来た思いますわ。わし、環がさっき大声で泣いたんは、芝居で無い思うきん、それだけ皆沢木さんを大事に思うとんです。ほんで、道の駅に限らず、リフォーム会社、燧灘競翔連合会、全てに沢木さんの超人的な姿に影響されて、逆に沢木さんの負担が大きなっとる思うんですわ。確かに周囲は沢木さんの眼から見て、未だ未だ頼り無いじゃろし、危なっかしいかも知れんですきんど、座っとられるだけで指示だけでも構わんのですきん、もっともっとわし等は動きますきん」
沢木の目頭が赤くなる。
「おう・・有難うな・・そうする」




