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夢に向かい
慌てて和子が聞いたが、
「いや・・何か知らん、体がちょっと重たいんじゃ。疲れとるかも知れん」
沢木がこんな事を言うのは、滅多に無い事だった。和子は、強引に三観総合病院に連絡し、内科の副院長である川辺に、沢木の診察をして貰う事となった。
沢木の診察は、昼まで掛かり、和子が呼ばれた。
「沢木さん、旦那さん、かなり無理しとんじゃな、肝臓弱っとるで」
「え・・」
「精密検査の段取りしとくきん、ちゃんと診ないかんな」
「主人・・悪いんかいね、先生・・」
和子の顔が青くなった。
「あ・・いやいや。年齢に似合わず、お若い体しとるきんど、やっぱり酒と、不規則な生活はいかんで。わしもかなり言うとったきんな」
「はい・・」




