夢に向かい
沢木が、今日の会合の為に何日も費やして資料を準備した事等、誰も知る由が無い。それだけ細心の注意を払いながら、沢木は道の駅のスタートを始めているのであった。
常人の何倍もの速さで回転しているだろう頭脳・・洋司は、少し沢木頼みになり、自分達の努力や、自分達がやるべき事が今一つ中堅・幹部会員に足らないのでは無いかとこの時思った。この晩、洋司は少し意を決して開函場所に出向いた。喫茶店は、八重子と由香里に頼んで・・
優勝は、やはり松本であった。松竜号・・僅差であったが、閃竜号が2位。上位7羽については殆ど分速の差は無かった。
賑やかな声が聞こえた。帰還率が高かったと言うのもあるが、次へのステップに弾みがつく。吹田200キロは今後、こう言う方向になって行くのだろうか?話の流れはそうなっていたが・・
洋司が、西条と少し離れた場所で話し合っていた。
「確かに・・洋司君の言う通りじゃ。じゅんが又、競翔の世界に戻って大きな変革をもたらしてくれようとしとる。わし等には想像も出来んかった、抜本的な事から又細かい事まで、ほんまにあいつには感謝しとる。お蔭で、ほんまに良うなった」




