1536/3046
夢に向かい
沢木が言うには、分速50メートル位の差等無きに等しいと言う事だ。つまり、大きく分速が変わる時こそ、帰還コースの推理をせよ・・と言う事。沢木は、このレース、良きもあり、悪きもあり・・一長一短があったと分析した。大羽数の安心感は鳩にも恐らくあるだろう。何故なら、幾つもの帯状は、前方に飛ぶ鳩が見え、後続が居る事で安心を誘う。集団生活を好む鳩だからこそ、結果において、好天候は帰還率をぐんと上げたと言う事だ。又沢木は鳩が西の方角から戻って来た事も挙げた。何故なら、今回鳩は、笠岡沖から、海上をやや東風に押されて集団で戻って来た。風が無い時間帯なら、鳩は東方向から戻り、もう少しTOP集団の陣容が変化したかも知れないと言う。その中で、沢木は今回閃竜号を参加させたが、失敗だった事も挙げた。何故なら、こう言う集団の中に埋没してしまったのでは、訓練が生きて来ないと言う理由からだ。競翔鳩に、もっと高い次元でのレース展開を追及する沢木にとっては、TOP集団で戻っていても多いに不安の残るレースだったと言う言葉に、会員達は溜息をついた。




