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夢に向かい
一同がシンとなった。一人が言う。
「立派な理想じゃ・・ほやきんど、沢木さん、わし等には生活がある・・食うていかないかんのですわ」
沢木は、
「言われる通りです。食うて行く為には、時間が掛かります。この中で・・もしちょびっとでも賛同して貰える方があるんなら、ビニールハウス内でプランター栽培でもやって見よか思うたら、土壌の入れ替え、水・・指導する用意がありますきん。その後、もっともっと道の駅に協力くれるんなら、わしから頭を下げて皆さんのとこ伺いますきん」
この場では、もう反論は出なかった。少なくてもここへ来た農家の人達は小規模農家であり、意欲的な眼を向けていた。田村がそれぞれの農家に、有機農法の取組みへのパンフレットを配った。そして、田村は、沢木の支援を受けて、田村ファームと言う自然農法のトマト栽培に乗り出す事になるのだった。




