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夢に向かい

「ほら、血筋じゃきん、似とって当然じゃろうけどな・・まさしく天魔号の再来・・おいやんの代表的選手鳩に育つと、わしは見とる」

「体も大きいし、威圧感があるちゅうか、うん・・やっぱりそうか。ほんでも、松風号の同じ直子の輝竜号もこないだ見せて貰うたきんど、タイプが違うの、ちょびっと。体もやっぱり大きいし、堂々とした雰囲気を受けるきんど。交配の雌が違うちゅう事じゃろきんど・・」

「兄やん、その通りよ。松竜号は、夜風系の血が全面に出た。輝竜号は、その先祖にすみれ号を2つ持つ。勢山系の血が出とる。形態は似とっても、2羽のタイプは全く違うんよ」


 周囲に輪が出来た。注目を集める鳩達の話は興味をそそる。


「どなん違う?」


 誰かが輪の後方で聞く。沢木は、


「ありゃ・・触って分からんもんは、聞いても納得せんぞ?そりゃ・・はは」


 どっと笑いが又漏れた。

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