夢に向かい
俗世・・様々な人間関係、利害関係、そして・・好むと好まざるに関わらず、生きるが為に人は働く。糧を得る為生活する日々がある。
せめて自分達が趣味、或いは道楽でも構わないが、没頭出きる時間の中では、わずらわしい人間関係等除外したくなると言うのは道理。しかし、やはり人が集まる所にそう言ったものが発生するのが、人間社会と言うものであろう。
総会が終了すると、環がとりと、しばしの別れをする。いよいよ、磯川総合病院での勤務が始まるのである。
父沢木は、月に1度は必ずこちらへ戻って来いと、環に航空券を渡した。難色を示す環に、かなり強い調子で沢木は叱った。
「環、お前達の結婚は許可しとらん、そやきんど、事実婚じゃと世間も思うとるし、わしもそのつもりで家を出した。夫婦ちゅうんは、そななもんで無い。お前の性格を知るきん言うとく。磯川君も理解をしてくれとるきんの。お前は、自分の世界に一端入ってしもうたら、周囲が見えんようになる。磯川総合病院の勤務システム・・実に素晴らしい。医術に携わるものは、ギリギリの肉体的・精神的の状態では正確な判断が鈍る。矛盾しとるんじゃ・・今の医療システムちゅうんは・・」




