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夢に向かい
「土地はほぼ・・後はぼちぼちしか進められませんわ。人材がとにかく今は居らんのですきんね、育てる事をして行かにゃ・・」
二人が再度会合を持っているのは、藍川牧場のオープニングについての詳細の打ち合わせだった。これは二人にとって、殆ど私費。沢木にとって繋がるのは、ユートピア構想のテストケースのようなもの。甲斐田にとっては、企業イメージUPへの一環であり、又自分の地元への思いを託したものだからだ。
そんな会合をしながらも、互いの企業家としての思惑や、牽制や、ライバル心見たいな会話が飛び出て来る。
「何時から眼つけとったんですか、工藤食品㈱」
「何時からて・・最近じゃあ」
「へえ・・」
暫く会話が途切れる。又それから話が始まって行く。
「リフォーム部門と、企業コンサルタント業務、一緒にすんか、お前?」
「さあ・・これから先の状況次第ですわ」




