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夢に向かい
「あ・・それは、ですね甲斐田さん」
「足らん分はどこかで調達した・・ちゅう事ですわいね。ただ・・工藤さん、伝票の処理ちょっとおかしいんで無いんですかいね。何で二つの養殖場から出荷された伝票が、有田産業、成島生鮮食品を経由して入るんかいね・・つまり、これ全部あんたんとこの架空会社じゃろ?足りんエビは、東南アジアルートかいね。全部この2社通っとる。あんた、2重、3重に産地の偽装やっとる訳じゃ。わしんとこもな、工藤さん。日本でトップ企業数社と取引しとる。こなな偽装の仕入れやっとったら、会社潰れるわ。徹底して調べたきん言うんであって、工藤さん、うちとこの弁護士とこれから話しますかいね?」
青ざめた工藤・・ここまで具体的な名前が出て来る以上、相当な調査を既に甲斐田は終えていると言う事・・それ以上反論すると、刑事告訴もあるかも知れない・・そう思った。甲斐田は、数年で年商を数倍にした男。敵に回してはとても勝ち目は無い・・工藤は悟った。




