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夢に向かい

「山下・・正式に呼ばせて貰う。君は本日付で、石川専務取締役の補佐として、デザイン的なその才能を生かして貰いたい。勿論、現場にも出て貰う。肩書きは無い。そやきんど、頑張り次第では君はもっと上に上がって行ける」

「は、はい!」


 ヤマチューは目頭が熱くなった。こんなに自分の事を、理解して評価してくれる・・沢木の何時もの厳しい言葉とは、逆のものだったからである。他のスタッフも皆同じだった。

 それぞれ、本当に重責を担う身となった。そして沢木は3月からだと言う給与改訂を、それぞれに明細書を渡す。驚く程高額な給料に全員がびっくりした。


「わしはな、努力したもんには、利益を分配する。それだけの評価もする。ええな?手を抜いたり、使えんなと思うもんは、大幅ダウン、首じゃって切るきんの」

「はい!」

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