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新しい年に
気づけば、そこから又始まる何かがきっとある。沢木の一石は、HZKが飛躍するのを約束されたような大きな、大きな提案になったのである。
この男を、どうしてもHZK内に留める事は不可能だ・・羽崎も、新川もそう思った。
又、善さんも、沢木がとてつも無く大きな男に成長している事を、二人に語った。
涙、涙の成人式については語るまい。由香里と言う女の子は、新たな道を歩み始めたのである。
「お父ん!早うして!」
由香里の元気の良い声が聞こえる
向ったのは、訓練の為に訪問する、翠波峰・・そして二人が立ち寄る所があった。
「おばちゃん!」
もう喫茶店等閉鎖しようかと言っていたおばちゃんが、健在で営業していた。
「まあ・・貴女・・歩けるようになったんじゃね?」
「うん、おばちゃんもお元気そうで」
「ふふ、最近な、ダムがこの上流に出来る言うんで結構工事関係者が来てくれよる。やっぱり客が居ってこそ、営業に張り合いがあるわな」




