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由香里と勇次

「・・分かりました。では、日程を調整します。その時に白虎号を・・しかし、無性卵・・或いは、無精子・・子孫の残せる確率は、1パーセントも無いかも知れません」


 新川、佐川が互いの顔を見詰め合っている。


「何か・・わしにも分からん・・そやきんど、この糸はどこかに繋がっとるようなそなな気がします。それが、第六感ちゅうもんでしょうかね・・」


 こうして、不思議な出会い、大きな流れが出来ようとしていた。否が応でも、沢木はもはや、物語のキーマン、最重要人物として大きく周囲に影響を与えようとしていた。それが、彼が感じる、すずらん号と言う鳩が巡り合わせる因果なのか、そのDNAが分岐するもう一方の方向性なのか・・佐々木由香里と言う女の娘にとって、人生をも変えるような流れが出来つつあった。又、三島勇次にとっても、このすぐ後に出会う沢木の存在は、彼自身の人生をも変える大きなものになって行くのであった。

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