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新しい年に
「詳細は新川元相談役からお聞き下さい。」
佐久間は、全く躊躇しなかった。これは、絶対と言う指令であった。
頭を下げて、社長室を退出しようとする橋本に、
「あ、補佐役として桜井君をつけます。彼は何度も総会屋対策室長をやっていますので」
じゃあ、桜井君に任せれば良いじゃ無いかと、橋本は思った。だが・・
「良いですね?HZKとして、会社の代表して窓口になって頂くのは、3役と決まっています。橋本さん、これは社命ですから」
更に少し強い調子で佐久間が言う。何故、急に・・・?
佐久間の耳には、少しあらぬ噂が立っていた。厳重に禁止した筈の取引業者との癒着が、又昨今急速に聞こえて来て、*鈴木を中心(彼は今、統括管理部長に昇進している)にかなり、調査が進んでいる。それが大学と言う所で、そんな事は当たり前の世界でやって来た橋本には、かなり多くの業者が接近していると言う事から、急速に橋本を中心とする派閥的なものが出来つつあると言うものだった。
*修二の青春




