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新しい年に

 ははは・・ここにも笑いがあった。

 しかし、笑い声とは別に、様々問題提起が出されようとしていた。

 まず、四国連盟の理事長選は、無投票と思われたのだが、この年に入って、黒潮競翔連合会が合併により誕生し、その勢いで理事長選に名乗りを上げたのだった。土佐荒海連合会の元会長であり、現黒潮競翔連合会の顧問である荒尾丹治氏であった。見るからに恰幅のある真っ黒い顔のこの人は、若い時からかつお船に乗り、船を下りた後は、漁協の理事を務めていたと言う。競翔には、まだ10年ちょっとであるが、めきめき頭角を現し、豪快な人柄と兄貴分的な性格から、土佐荒海競翔連合会を独立させ、その前身である、土佐連合会と今又合併したと言う事だった。

 喫茶店には、長谷川が来ていた。洋司にその事を説明している最中だった。


「山部さんにすんなり決まるかと思うたがなあ・・」

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