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由香里と勇次

 小気味良い、喋り口調と、何の飾りも無い開けっ広げな態度は、長年の知己のように不思議に人を魅了する。反面、こう言う人物は腹に一物を隠す者には嫌われ、攻撃の対象になるのかも知れない。


「わしね、香月博士・・白虎号の眼の向こうに、青い・・白い雲が浮かんで見えたんよ。ほんで、その雲の中に、悠々と雄々しゅう飛んで行く刺し羽の鳩の姿が見えたんですわ。ほんで、じっと白虎号の眼を見とったんです」

「全く私と同じです・・私も白竜号と出会った時、その瞳の向こうに、雄々しく羽ばたく一羽の鳩を見てました。それが、今日の沢木さんと同じく、白竜号、ネバーマイロード号の交配と言う非現実な申し出になりました」

「おう・・何か・・ほんまに香月君が二人居るような感じになって来たわ」


 新川が言うと、佐川も頷いた。

 沢木が言う。

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