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新しい年に
沢木が何を提案したかと言うと、寸胴で作ったカレーライスなり、牛丼なり、そう言うものを作れば容器等幾らでもある。そんなに食材に困る事も無いだろうと言うもの、即座に思いつき提案出来るのが、やはり柔軟な思考が出来る沢木だ。お茶は、公民館なら湯沸し室もあるし、湯等最初からストーブにヤカンを乗せて置けば良い。
「はは・・」
沢木が笑う。生真面目に考えるから発想がそこから進まないのだ。洋司も少し苦笑い。すぐ、松本に電話して引き受けると言う返事をしたのだった。
談笑しながら、
「成人式か・・環、未優の時を思い出すわ」
*環はこの時家出していて大阪に居た。しかし、羽崎の計らいで成人式に出たのだった。沢木はその様子を見ていた。写真も撮っていたのである。




