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新しい年に

「ええなあ・・似合うとる」


 八重子が、その振袖が由香里にぴったりだと、眼を細めている。嬉しそうに由香里も顔を染める。

 午後になって、喫茶店に松本が姿を見せると、洋司に、


「総会が大人数になったきんの、場所に困っとる。公民館借りよ思うとんじゃきんど、どないど?」

「ほれは、松本さんのええように」

「いや、ほんでの。今回が、ほんまの意味での、燧灘競翔連合会の初会合じゃと思うとんじゃ。皆の昼飯も用意しよ思うてのう」

「ああ、ほんまかいね」


 殆どは、総会が終われば各自解散。昼は、めいめい好きな所に行き食事をするのが習い。今回は、公民館内で食事をすると言うのか・・そんな洋司の返事に、


「洋司君、作って貰えるかいの、昼の弁当」


 突然松本に切り出されて、驚く洋司だった。

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