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新しい年に

「へえ・・エルパソ号系かいね・・」


 沢木はとりの言葉に、


「ほうや、川上さんの旧源流こそ、この血じゃわ。現、新川川上系の流れでも、主流中の主流じゃ」

「どっかで聞いた事ある思うた・・へぇ・・」


 とりが感心したように頷いた。

 沢木が、


「とり君、お年玉じゃ。この鳩種鳩にして見い。川滝系との異種交配にええと思う」

「えっ!」


 思っても無かった言葉に、とりは驚いた。


「ふふ・・血統っちゃのう、色んな可能性を持っとる。特に、今目指す短・中距離の川滝系とは、未完成な部分が大きい。実は、川上系に興味があったんじゃろ?とり君は」

「あ・・知っとられましたか・・ほうなんですわ。実は」


 沢木はにやっとした。

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