表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1388/3046

新しい年に

 最近でこそ、余所者扱いをされる事は少なくなったものの、やはり、小さな事業主とは言えど成功者としての沢木を、妬むような声は聞こえて来る。しかしながら、そんな声をいちいち気にして世間を渡っていたら、生きては行けるまい。人はどんな正論を吐こうが、完璧な事をやったとしても、どこかに批判の声が聞こえるものである。今度は逆にそつが無いと言った類の批判が出て来る。

 そんな話を久し振りに夫婦二人で、和子の日頃の鬱憤等を聞いてやる形で沢木は頷いていたが、突然、


「あんた、鳩の世話どなんしとん?」

「おう、ヤマチューが今日は見てくれる事になっとる。鍵を渡しとるきんの」

「正月じゃのに、気の毒やわね」


 和子が言うが、


「何ちゃ、そなん事は思わん。動物に正月も、盆も無かろうが。食うちゅう事が一番じゃきん」

「動物居ったら、旅行もいけん。365日しばられる・・」


 それは、近所の鶏舎が日頃そんな愚痴を零している事を和子が言ったのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ