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新たな誓い

「同じくです・・でも、沢木さん。今この閃竜号を拝見させて頂き、そのお考えの一端が私にも見えて来た気が致します。人は、未踏の境地に赴く時、そこは、蛮勇、狂気、無謀と言う否定的な言葉が立ち向かって来ます。でも、そこに至るまでのプロセスは、その言葉の想像を絶する勇気と努力と研鑚と、言い尽くせない可能性への挑戦への積み重ねです。それは、学者の私であろうと、沢木さんのように民間の方であろうと、同じでは無いでしょうか。良かった・・今日ここへ来られた甲斐がありました」

「お忙しいじゃろうに、良う時間を作って頂けました。わしの家で一泊されるとええ。和子に迎えに来らせますきんね」


 沢木と香月は、楽しく美味しい酒を飲み交わした。

 同時刻、香月が京西の言葉を更に後押しした事で、由香里の顔も少しテンションが上がり紅潮していた。香月が、沢木との会話の中で、未踏の境地とは由香里の手術の事も含まれていたに違い無い。手術痕すら外見的に全く見えない人工皮膚の移植。それは香月が既にクローンと言う未知の分野に、大きく踏み込んだ証左であったのでは無いか。沢木の口からそう言う質問が出る事は無かったが、この二人には会話が無くてもそう言う言葉は必要では無かった。

 深夜近くになって、ヒデ君、イクちゃん、ター君が来店した。少し遅れて、ヤマチューが花山を買ったばかりの車の横に乗せて来店。

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