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新たな誓い
何となく、その言葉は美香にも理解出来た。とりと環の婚約を喜ぶ香月。
香月が由香里に聞く。
「自転車に乗られたいそうですね、由香里さん」
「あ・・はい」
「貴女が思うようにされたら良いと思いますよ。先程貴女の歩く姿を見て思いました。S工大の現在医学の粋を集めても、未だ不完全な人工節と、人工骨の状態で、そこまで自然さを感じるのですから、後は貴女がどうこれから自分の血肉と同様に動かせるかでしょうから」
「あ・・有難う御座います!」
由香里と美香が手を取り喜んだ。
香月急遽来訪・・由香里の経過を診る為だけであったか?少し疑問の残る中で、沢木は、香月にこう言った。
「ちょっと、ゆっくりして貰いたいとこですきんど、わしと一緒に事務所の方に行きませんか?香月博士。今年はわしもおせち料理は、近所の料亭で作って貰うた。一杯やりますかいね」
「親父、何でよ。ここでもかまへんし、家の方でもええで無いな」




