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新たな誓い
沢木は桜井の言葉に頷きながら、
「しかしなあ・・避けては通れんわ・・今がええんか、もうちょっと後がええんかは、世の情勢との駆け引きじゃ、後出しジャンケンばっかりも出来んし、世界的な規模で言うたら、たかが1000億程度の年商の企業、伸ばす事を考えたら吸収合併を繰り返し、もっと巨大化するか、地に足をつけてやって行くかやきんど、今のHZKは実はどっちでも無い。両方の企業が幾つも内部に残ったまんまじゃ。その象徴が新川家具で、年商の約3割弱を占める。本来なら、主導権を握ってもええ立場じゃきんど、先代からの付き合い上、こう言う形になっとる。新川会長が気分を害される言葉じゃろうきんど、済みません」
新川の顔が今度は曇った。HZKは、企業規模が大きい新川家具が合併したからこそ、旧羽崎インテリアショップが飛躍的に大きくなり、HZKとCIを変更したのである。
「沢木・・わしは、羽崎会長の人柄に感じて、敢えて合併を選んだんや・・」




