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新たな誓い

「・・ 沢木さん、私も貴方の崇高なお考えや、先進的な経営哲学も分かっており、そして尊敬する一人です。恐らくHZKの経営者から社員全て、3000人を見回しても、貴方に勝る方等居ないでしょう。本来なら社長、専務の肩書きを持って、経営と言うトップに立てるお人だと思っています。だからこそ、縁の下の力持ちのような今の貴方の平取締役の立場が、悔しく感じます」


 桜井が、はっきりと言う。新川が少し複雑そうな顔をしたものの、


「わしも、そう思う・・せやよってに、沢木・・お前は一体何がしたいねん?力になれる事なら何でもするで、特にこの桜井君はお前の片腕になれる男じゃ。決して裏切る事も無い」


 沢木は困った表情・・


「そなん・・今HZK社内は多数派工作があるんですかいね・・専務派と社長派の・・」


 桜井が、


「橋田専務の海外へ進出の計画には、賛成する向きが多数を占めて来ています。確かに橋田専務の理論は納得出来る部分もある。現地での木材の調達~家具製造・又これから大きく伸びるであろう中国市場への建設資材市場への参入等への進出は、魅力があります。しかし、その前に性急過ぎて人材がついていかない点、本当の意味でのHZKとしては、若い会社です。どこかに落とし穴が待っているかも知れません。その怖さがあるんです」

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