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新たな誓い
「信一郎さんの企画ですわね、確かに素晴らしい着眼点ですわ。同時に新川会長や、善さんのこれから先の道もちゃんとつけてくれとる」
桜井も、嬉しそうに頷いた。
新川が、
「沢木、感謝しとるで。善さんは、しょっちゅう電話くれとるけど、沢木のとこでええ勉強させて貰うとる。新川家具精神をしっかり守ってくれとるちゅうての」
「はは・・わし等まだまだお二人の境地には届きませんわ。お二人あって、今、わしが居るんですきんね」
沢木はそう答えるが、
「いやいや・・・沢木、お前はもうとっくにわし等は超えとる・・大きな男になってしもうた。せやよって、今日は嬉しい酒の席やけど、お前に少々嫌な事も言わなあかん、堪えてや?」
新川の言葉に沢木は、
「あ・・その事なら、わしも知っとります。そやきんど、性分的にわしは派閥ちゅうんが嫌いです。信一郎さんも、佐久間社長も立派な経営者ですわ。そやきんこそ波風は立てとう無いです」




