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新たな誓い
沢木は、
「成功ちゅう言葉は置いといても、香月博士は、義足のランナーの話を良う知っとられて、由香里ちゃんに走らせてあげたい・・それを優先に考えられたんじゃ。ほんで、由香里ちゃんもそう言う事で、自分の両足を切断する事に同意した。それでもなお香月博士は、前人未到の境界まで追求されたんじゃ。この手術は、両博士さえも、奇跡の上に奇跡じゃと言うとる。ほやきんど、未来医術に多大なる道筋を与えたかも知れん成功じゃ。京西博士は先に退院の許可を出した際、こなん言われとる『義足とは思えないですね。既に肉体と一体化している。我々をしても予測の範囲を遥かに超越しています。だから、今現時点においては、健常者として退院の許可をします。が、しかし、我々さえ予測出来ない佐々木さんの状態は、何時でも私個人の連絡先に報告、相談して下さい』と言われとる」
環が、
「はぁ・・うちらは聞いたらあかんのじゃろきんど、先が見えん治療はほんま全神経を使うわ・・」
沢木は、




