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新たな誓い
「おう・・」「お・・う」
以前の喧嘩の後、ぎくしゃくした二人であったが、パーティー後ヤマチューの計らいで、少し雪解けモード。又、ああ言う風に競翔家の若い子が、皆由香里ちゃんが好きですと宣言すれば、抜け駆けする者も居なくなる。イクちゃんは、少し考えていたが、ヒデ君に小声で打ち明けた。
「・・ほんまか・・そう言うたら、又最近暴走族が出来て、走り回んじょるらしいわ。新グループらしい」
ヒデ君も、何かの情報を掴んでいる様子。
「わし、心配なんじゃわ。美香ちゃん、聞いたら前に、ヤマチュー君が暴走族に拉致されそうになったとこ助けて貰うた事あるらしい。美香ちゃんも、由香里ちゃんも、皆振り向く程の可愛い娘やしな、外に出てあいつら見たいなんに眼付けられとったら、何が起きるか心配じゃあ」
ヒデ君の顔色も変わる。共通認識は同じだ。ここは、二人が手を組むのに躊躇しない。花山だって、眼鏡を掛けてはいるが、大人しくて色白の可愛い娘さんである。いずれにしても、この喫茶店にまで顔を出し、イクちゃんに二人の事を聞いて来るとなると、もう無視出来ない。




