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新たな誓い
「術後については、ほんまに予想外の不可思議な連続よ・・そやきん、わし等では到底判断は出来ん。ただ・・由香里ちゃんの中では、いける思うもんがあるんじゃろのう・・」
若い競翔家達が、少し不審に感じた不良っぽい青年達の来店については、沢木に語られる事は無かったが、やはり平然を装っていても、そこは若い娘を持つ父親、洋司にも多少の不安は持っていた。ただ、自分の監視下にあるこの喫茶店内に居る以上は、大丈夫だろうと思った。が・・これは、由香里が自転車で外に出ると言ったら、どうなるのか・・。美香も若く美貌の娘。喫茶店に居る間は、若い競翔家達の姿もある、しかし、一端外へ出たら・・
「おーい、美香ちゃん、外暗うなったで、帰らんと行かんので無いんかい」
内線で美香を呼ぶ洋司、沢木が聞いていた。
「ありゃ、この頃カイのとこ来るより、由香里ちゃんとこ来とんか、美香ちゃんは」
沢木が気付いた。
降りて来る美香。




