新たな誓い
「そのご婚約の件は納得した・・けど、沢木さん病院退職する理由って・・?」
環は、父が計画立案しようとしている、老人施設誘致に対して、自分も父を手伝いたいと思った事、沢木由香里と言う患者をこの半年担当して来た事で、自分が本当にやりたい事は、老人医療だと強く思うようになった事、その為に春までに介護福祉士の1級を取得したい事・・それに、今回特別チーム担当になった事で、過分なる病院側の自分に対する待遇は、気持ち的にも周囲の者達とも大きな溝を生み、結果、自分が本当にやりたかった活動が出来なくなる・・そんな事を全て津島に打ち明けた。
すると・・
「この・・半年。貴女見て、良く分かった。今言った通り、決して組織の中で実力を発揮出来るタイプじゃ無い人じゃ言う事。そんな事よりも、貴方のお父さん、凄い方だと私の耳にも入って来とる。素晴らしい先見性じゃと私は思う。私のとこもね・・おじいちゃん、脳軟化症になって家族全員大変じゃったわ。受け入れてくれる病院も無いし、家族で見るしか無い。勿論、病院に入れる言う気も無かったんじゃきんどな・・大変で・・ほんま・・こう言う医療行政は、ほんまに国の政策が整って無い・・と、言うか無策に近い状態。三観総合病院じゃって、入院3ヶ月もしたら追い出させる訳じゃしな。その事にほんまに真剣に考えてやろか言う人・・尊敬するわ、私も・・沢木さん、貴女ならやれるわ・・私から、総師長さんとこには耳に入れとく。 春までは、黙っとってな、この話」




