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新たな誓い

「わしは、現実主義者やさかいにな、図案はどななもんも描ける。世にはそう言う才能持った人間はごまんと居るよってに、いちいちびっくりしたりはせん。成る程、あの画材屋は、こなんイメージが変わるんやったら、企画としては、飛びつくかも知れへん、せやけど、社長が見とんのは多分、他の部分違うんかいのう・・ 恐らく」


 善さんは、もっと深い部分を見ていた。流石に名工と言われる人の眼は違う・・白川と、恵比寿は思った。沢木は、表面的なものだけで、入社間も無いヤマチューに1物件を担当させる筈が無い。その通りだろう。

 沢木は、石川デザイン事務所に足を運んでいた。

 現在、岡山県に建設予定のテーマパークの、キャラクターデザインと言う大きな受注に取り掛かっていた。

 既に、この石川デザイン事務所の名は中・四国レベルでかなり浸透していて、HZK専属デザイナーと言う肩書きも、かなり大きなネームバリューとなっている。沢木の眼は常に研ぎ澄まされた鏡のように、人材を発掘して行く。浜田印刷も、かなり機械を使いこなし、レベルが跳ねあがって来た。従業員も5名雇った程である。これも沢木の見る眼が、浜田の力量を適格に見抜いていたからだろう、奥さんもDTP作業が相当上達した。何より、才能云々の前に彼等にはやる気がある。そう言う人間は絶対伸びて行く。

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