由香里立つ!
とりと環が渡した物とは・・由香里からのメッセージ、美里の曲、とり、環からのお礼の言葉、色んな録音テープだった。勇君は何度も礼を言った。少し遠くに離れていても、君は大事な家族だよ、皆見守っているからね・・そんな励ましの言葉であった。そして、この日のパーティー会場の録音もしっかり、30本になった中に入っていた。賢治達両親の感激も言うまでも無い。
パーティーは終わった。生涯の中でもきっと忘れる事の無い日であろう。誰もが言った。
予定のPM5時を過ぎて、PM6時半にパーティーは終了、佐々木一家と、沢木一家、妻鳥家が片付けを始める。
PM7時になって、沢木の事務所スタッフ全員が来て、あっと言う間に白城が又明朝から開店出来るよう片付けが出来る。午後8時半であった。ねぎらいの言葉を沢木が掛けるが、スタッフを代表して、花山から由香里に花束が・・美香も来ていた。
「有難う・・うちがお礼せないかんのに・・・」
「いいえ、社長が良く言うて居られます。お前等と同じ年頃の女の娘が大手術した。不可能と言われた手術じゃ、そやきんど、再び立ちあがって歩けるかも知れん・・そなな僅かな光に自分を賭け、周囲を信じた。結果、奇跡が起きたんじゃ。ええか?花山君、君は几帳面で、そつが無い。そやきんど、自分の今までの人生の中で、思い切った冒険をしようとはせなんだじゃろ?自分の可能性をもっともっと追求しよ思わなんだろ?一歩踏み出す勇気、貰って来い・・言うて。うち・・今日、由香里さん見て思うたんです。凄い輝いとるて・・自分も一歩踏み出す勇気持てました。有難うと言うんは、うちの方です」




